圧倒的バイタリティー 夏木マリの原動力は青春時代への後悔

[ 2016年7月15日 10:15 ]

シーサーの前でポーズをとる女優で歌手の夏木マリ

 夏木マリ(64)が沖縄・那覇の桜坂セントラルで2年連続となる全国ライブハウスツアーの千秋楽公演を行い、その模様を取材した。

 130席が完売した会場は大盛況。夏木は「でーじ(とても)うれしーさー」と方言を交えて話しかけるなど終始ハイテンションで、夫でパーカッション奏者の斉藤ノヴ(65)らをバックにミニアルバム「朝はりんごを食べなさい」の収録曲など14曲を熱唱。来場者の質問を受けるコーナーではファンからの相談に応じて沖縄の夜を盛り上げた。

 午後7時半にスタートしたライブは約3時間。夏木はトークコーナーも含めて立ちっぱなしだったが、最後まで疲れた様子も見せずパワフルな歌声を響かせた。

 その後、バンドメンバーやスタッフも交えて沖縄料理店で開かれた打ち上げに参加させてもらった。午後11時過ぎにスタートした宴は、午前4時過ぎまで5時間以上にわたって続いた。そこで一番元気だったのも夏木&斉藤夫妻。各テーブルに泡盛を注いで回っては「かんぱーい!」と声を上げ次々に杯を空けた。酔いと疲労で記者や周囲の人間は途中でヘロヘロになったが、最後まで2人が落ち着いて座る場面を見ることはなかった。

 夏木は3人の孫を持つ64歳。若者を圧倒するバイタリティーは一体どこから来るのか?

 聞いてみると、明かしてくれたのは「朝はりんごを食べなさい」を自ら実践する健康管理術。「朝は常温の水を飲んでリンゴを食べる。その1時間後にオイルを数滴入れた豆乳を飲む。昼は野菜とタンパク質と炭水化物の順で取る」とルールを決めている。ほかにもトレーニングジムやアロマテラピー、オイルマッサージに行くなど自分磨きに徹底的にこだわっている。

 精神的な原動力になっているのは、不完全燃焼だった青春時代への後悔だ。デビュー当初、米ロック歌手のジャニス・ジョプリンにあこがれていたが、希望は受け入れられなかった。「あまり好きじゃない曲を歌うのが8年間も続いた」。その時の思いを爆発させるように、好きな曲を力いっぱい歌っているように見えた。

 歌手活動以外でも、93年に企画・構成・演出・出演を自身1人で手掛ける舞台「印象派」をスタート。09年に発展途上国を支援する「One of Love」プロジェクトを立ち上げるなど新しい挑戦を続けている。64歳の夏木は今、青春をおう歌している。(記者コラム)

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