「とと姉ちゃん」キーマン唐沢寿明登場で視聴率上昇24・3%

[ 2016年6月22日 10:09 ]

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインを務める高畑充希

 女優の高畑充希(24)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜前8・00)の第68話が21日に放送され、平均視聴率は24・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが22日、分かった。前日の23・9%から0・4ポイント上昇。番組最高の24・6%に0・3ポイントと迫った。物語のキーマンであり、高畑演じるヒロインと創刊した雑誌「あなたの暮し」の編集長役唐沢寿明(53)が登場し、注目が集まったとみられる。

 昭和初期から高度経済成長期を背景に、亡き父親に代わり、一家の大黒柱として母親と2人の妹を守る「とと(=父)姉ちゃん」こと小橋常子(高畑)が戦後の東京で女性向け雑誌を創刊する姿を描く。モデルは雑誌「暮しの手帖」を創刊した大橋鎭子(しずこ)。

 朝ドラ通算94作目。ドラマ「怪物くん」「妖怪人間ベム」、映画「ガチ☆ボーイ」「信長協奏曲」、アニメ「TIGER&BUNNY」などで知られる西田征史氏(41)が脚本を担当。演出は大河ドラマ「軍師官兵衛」などの大原拓氏ほか。主題歌「花束を君に」はシンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(33)が書き下ろし。5年半ぶりに音楽活動を再開した復帰作となった。10月1日まで全156回。

 第68話は、綾(阿部純子)からの手紙には、夫が満州(現中国東北部)へ行くことが記されていた。不安を募らせる常子(高畑充希)を前に隈井(片岡鶴太郎)は、近所の子供たちを集めて廃材で玩具を作る。人を笑わせることが好きだという隈井に触発され、常子は雑誌で「笑い」を提供する特集ができないかと提案する。そんな折、常子は、内務省で働くある男性から挿絵を受け取ってくるよう五反田(及川光博)に頼まれる。常子は緊張の面持ちでその人物、花山(唐沢寿明)の元へ向かう…という展開だった。

続きを表示

2016年6月22日のニュース