信州人を泣かせたミランダの神対応 弾丸訪問で味噌愛アピール

[ 2016年6月22日 08:18 ]

贈呈されたみそだるの横で記念撮影をするミランダ・カー

 世界的トップモデルのミランダ・カー(33)が21日、長野県を初訪問した。午前中はマルコメ発酵食アンバサダー就任セレモニーのため、大町市美麻高原に同社が持つ蔵へ足を延ばし、午後は長野市にある本社に表敬訪問。短い滞在ながら「長野はとても美しい場所。大好きになりました」と、信州愛を口にした。

 信州の大地をスラリと伸びた美脚で踏みしめた。芳醇な香りが漂う味噌蔵へ入ったミランダは「素晴らしい体験でうれしい。心が躍る気持ち。ここから全てが生まれるのだと感動した」。マルコメから約800キロある味噌樽を贈られると、その大きさに驚きの表情を見せ、その後に笑顔で手を合わせた。「自然豊かな土地。大変美しい場所だと感じています」と好印象を語った。

 20日夜に新幹線で長野入り、この日の夜には母国・オーストラリアへ飛び立つという弾丸訪問。そんな短期間でもファンの心を鷲づかみにした。大町市には来訪を聞きつけ数十人が集った。ミランダも帰り際に車の窓を開け、快くサインや写真撮影に応じた。「大ファン」だという大町市の女性も涙を流しながら“神対応”に笑顔。午後の本社訪問では社員を中心に約300人が集結。「こんにちは。よろしくね」と日本語であいさつすると会場がドッと沸いた。

 7月2日から放映されるCMは「受けてもらえないかも」と青木時男社長(59)が“ダメ元”でオファー。だが、ミランダは普段から美と健康のため発酵食品を多く取り、とりわけ「(好きな具は)わかめ」と語るほど味噌汁を10年以上毎朝飲む愛好家。「私(ミランダ)の考えと共通する点が多い」ことから出演が実現した。青木社長は、この「良縁」を機に「世界中の人に(ミランダと)一緒に味噌を発信していきたい」と、信州で生まれた味噌の海外進出へ意気込んでいた。

 信州ファンとなったミランダは「ぜひ次回、訪れたときには温泉に入りたい。温泉はお味噌と同じで健康にも美容にもいい」。笑顔で再訪を示唆した。

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2016年6月22日のニュース