元宝塚・大湖せしる　「グレイト・ギャツビー」で再出発　５月に退団

ミュージカル「グレイト・ギャツビー」に出演する大湖せしる

　５月に宝塚歌劇団を退団したばかりの元娘役スター、大湖せしる（３３）が７月２３、２４日、新神戸オリエンタル劇場で上演するミュージカル「グレイト・ギャツビー」で女優として再出発する。

　２１日、大阪市内でスポニチ本紙の取材に応じ、「私の個性が生かせる役。これからも与えられたものに全力でぶつかりたい」と語った。大湖は宝塚入団当初は男役として活躍し、新人公演の主演まで務めたが１２年に娘役に転向し「ルパン三世」（１５年）では峰不二子などを好演した。

　「（退団公演となった）“るろうに剣心”の話が来た時に直感でこれで宝塚を辞めよう、と思いました。後のことは何も決めてなくて“とりあえずバイトしよう”と思ったんですが、こんな形で舞台に立てるなんて」と話した。まだ事務所も決まっておらず「どこまでも私らしくボチボチと」と笑顔だった。