小倉智昭キャスターが見せたプロの心配り…復帰後は“元気そのもの”

[ 2016年6月12日 12:35 ]

小倉智昭キャスター

 各地で梅雨入りしジメジメした季節になりましたが、芸能界では分厚い雲も吹き飛ばす仰天ニュースが続きます。何より驚いたのは、歌手のファンキー加藤(37)が「アンタッチャブル」柴田英嗣(40)の元妻とダブル不倫し、妊娠までさせた一件。一方、サッカー日本代表DF長友佑都(29)と女優平愛梨(31)の“アモーレカップル”も誕生。いつもの覆面メンバーがニュースの真相に迫ります。

 週刊誌記者 フジテレビ「とくダネ!」司会の小倉智昭氏(69)の膀胱(ぼうこう)がん手術のニュースは、スポニチのスクープでしたね。

 ワイドデスク 局の垣根を越えて、テレビ業界では驚きの声が上がったニュースだった。

 スポニチ本紙デスク ちょうど演出家、蜷川幸雄さんが亡くなった日。訃報を受け、昼すぎから芸能記者が総出で取材や原稿を執筆して、一段落ついたと思った午後10時ごろ飛び込んできたネタだった。

 リポーター そこから記事を書いて、紙面に仕上げたんですか!?

 本紙デスク この時間帯にネタが入ってくるのは珍しいことではない。でも今回、最初に情報が入った段階では、病名が分かっていなかった。しかし芸能班が連携し、即座に複数の関係者から情報を聞き出し、裏取り取材も順調に運んだことで、締め切りまでの2時間ほどで形にできた。手前味噌だが、チームワークが生んだスクープだ。

 週刊誌記者 スポニチが1面で報じた当日、番組での小倉氏の対応も見事だったね。

 ワイドデスク 「スポニチを見て、誰がびっくりしたかって、私が一番びっくりした」とか「マネジャーがこれを見て、“いい写真で良かったじゃないですか”って言ってました」とジョークを交えながら、明るく語った。がんという病名から周囲も悲愴(ひそう)に捉えがちだが、少しでも視聴者やスタッフに心配をかけないよう、プロとしての心配りが素晴らしかった。

 リポーター 本人が一番、不安に思っていたはずなのに。やっぱり長年、フジテレビの朝の顔を務めている人物なだけはありますね。

 週刊誌記者 番組でも早期発見を強調していたけど、言葉通り、手術から退院までわずか6日。すぐに番組に復帰した。元気な姿を見られて、視聴者も一安心だっただろうね。

 本紙デスク 医師に取材したところ、初期の場合は早ければそのくらいで退院できるという話だったので、治療が順調に進むよう祈っていた。

 リポーター 転移なども心配だが、復帰以降は元気そのものというスタッフの声が現場でも広がっている。今後は定期的に検査を受け、再発の防止に努めるようだ。

 ワイドデスク 朝の同時間帯はワイドショー戦争。し烈な視聴率争いを一歩リードする「とくダネ!」の原動力と自他共に認める大きな存在。病気を克服し、さらにレベルの高い争いをけん引していただきたいね。

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2016年6月12日のニュース