松下奈緒「早子先生」で合コン初経験「結婚が気になるように」

[ 2016年5月17日 10:30 ]

インタビューに答える松下奈緒

 女優の松下奈緒(31)が大胆なイメチェンに挑んでいる。トレードマークだったロングの黒髪を30センチもカット。デビュー以来初のショートで臨んだ主演ドラマ「早子先生、結婚するって本当ですか?」(フジテレビ)では裸踊りやコマネチなど、はっちゃけた姿を見せている。ファンは「ゲゲゲ」と驚いているかもしれないが、本人は「これが私の素かも」と笑って明かす。

 中江功監督からも「(これまでのイメージを)今回は出してはいけない」と言われた。そして今どきの若い女性としては珍しい、落ち着いた低い声をそのまま出すようにも求められた。「楽に話すのが早子先生だと言われたんですが(低い声に)抵抗もありました」

 別人かと思える低い声に、インターネットでは「こんなに低かった?」と驚きとともに「早子先生の本音感が出てる」という反響があった。今では自身と早子先生のキャラが重なってきたように感じている。「もともと似ているのか、似てきたのか。コミカルな演技も今までにないくらい楽しいんですよね。これが私の素なのかも」

 私生活も早子先生と重なる部分が多い。家族と同居していて、妹がいる家族構成も一緒。「家に帰れば一人じゃないし温かいご飯も出てくる。結婚を遠ざけているのが凄く分かる」と共感する。早子先生は運命の結婚相手探しに奔走するが、松下自身も「この作品に入って結婚が気になるようになりました。合コンも(劇中で)初めて経験し、女性は男性の半額を払うとか知ってビックリしました」。相手は「いない」というが、徐々に結婚に近づいているかもしれない。

 一昨年、女優生活10周年を迎えた。「もう一度初心に戻る」という心構えで仕事に臨んでいる。そして新境地を開拓した13年目。「ギャップを生み出せる役は面白い。これからもトライを忘れたくない」と熱く語る。

 「じゃあ次はラブシーンですね?」と向けると「確かにまだ無いんですよね」と苦笑いする。キスシーンの経験はあるが、濃厚な絡みは記憶にない。「でも、それが必要だと思える時が来たら、やると思う。直前まで“う~”と言って迷ってるでしょうけど、せっかくのチャンスだからと楽しむ自信はあります」。まだまだ見せていない部分がたくさんある清純派女優。これからもファンを驚かせてくれそうだ。

 ▽「早子先生、結婚するって本当ですか?」(フジ、木曜後10・00) 同名4コマ漫画が原作。34歳で結婚を意識していない小学校教師の立木早子が主人公。同僚たちと「婚活同盟」を結成し、お見合いや合コンなどに参加していく恋愛模様や家族、人生などが描かれる。松坂慶子(63)貫地谷しほり(30)らが共演する。

 ◆松下 奈緒(まつした・なお)1985年(昭60)2月8日、兵庫県生まれの31歳。04年、日本テレビのドラマ「仔犬のワルツ」で女優デビュー。主な主演映画は「砂時計」「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」。07年の映画「ピアノの森」の主題歌「Moonshine~月あかり」で歌手デビュー。音楽家としても活躍している。

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