乳がん公表の生稲晃子 薬の副作用告白「これが厄介なんです」

[ 2016年5月17日 19:44 ]

著書「右胸にありがとう そしてさようなら~5度の手術と乳房再建 1800日~」出版記念講演会前に取材に応じた生稲晃子

 昨年11月に乳がんを患っていたことを公表した元おニャン子クラブのメンバーでタレントの生稲晃子(48)が17日、都内で著書「右胸にありがとうそしてさようなら~5度の手術と乳房再建1800日~」出版記念講演会を行った。

 講演前に報道陣の取材に応じ、服用中の薬の副作用に悩まされていることを明かした。著書について「病気になって4年8カ月をまとめさせていただいて、ありがたい。感謝しています。乳がんがわかってから再建が終わるまで、たまたま日記をつけていたので、順を追って書いている。闘病記でいいのかなと思う」と説明。「同じ乳がんの方がどれだけ多いかを感じた。同じ病で苦しんでいる人に私も同じだったのよというのを伝えたい」と話した。

 生稲は11年4月に人間ドックで早期の乳がんが発見され、翌5月に1度目の手術を受けた。その後、2度の再発を経て13年12月に右乳房全摘出手術を受け、昨年10月に再建手術を終えたことで、同11月に長年の闘病を公表した。

 現在の状態については「たぶん今は何もない状況だと思う。再建までしていただいて、とりあえず、胸の中には残ったがんはないと思う」。治療としては、乳がんの再発を抑制するためのホルモン剤を服用しているが、「この薬は乳がんには割と効くんですけど、その半面、子宮体がんにはなりやすくなってしまうというリスクがあるので」と、前日(16日)にも病院でCT検査を受けたことを明かした。

 服用のホルモン剤について「乳がんの再発を抑制するもので、女性ホルモンを減らしていくお薬なので、更年期(障害)と同じ症状が強く出てしまう」と説明し、副作用として、更年期によく見られる症状の一つである“ホットフラッシュ”に悩まされていることを告白。「急に汗が出ちゃうんです。もともと暑がりっていうのもありますけど、毎朝、寝ていて汗で起こされる。これは起きていても寝ていても」。取材中にも症状が出て、一時中断してしまう状況になり、「こうやって環境、状況が変わるとバッと汗が出る。これが厄介なんです」と苦笑した。病気発覚時に「5年間飲み続けます」と言われたというが、「再発したので、そこからまた5年。今も飲み続けています」とまだまだ長い付き合いになることを打ち明けた。

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