八神純子 活動の“第二章”も人気「経験が声に出てくる」

[ 2016年5月9日 15:35 ]

ライブで現在も人気の八神純子

 歌手八神純子(58)の「さくら証書」が4月スタートのBSジャパン「グッドマザーズ」(土曜前8・00)のオープニング曲となった。1986年に結婚して渡米し、子育てを優先させてきた八神が本格始動後、初めて2012年に発売したシングル曲。作詞・作曲を八神と大江千里(55)が担当した。子供の卒業式を舞台とした母親の心境を描いた曲で、視聴者の心に響いている。

 「みずいろの雨」「パープルタウン」をヒットさせた70年代後半から80年代を経て、現在は八神の活動の“第二章”。音楽ライブ情報サービス「LiveFans」が発表した「2015年年間観客動員ランキング」では「フォーク・ニューミュージック部門」で、さだまさし、松山千春に次ぐ3位にランクイン(68公演で5万7832人)。多くのファンに生の歌声を届けた。

 「たくさんの方に会ったことで、自分の思いを直接伝えられるような作品を自分で作りたいと思うようになりました」と自身でレーベルを立ち上げ、第一弾アルバム「There you are」を今年1月に発売した。曲はもちろん、デザイン、写真まですべて自身でこだわり抜いた。「当時は結婚して米国にポンと行ってしまった。そして今、復帰して、ありがとうという気持ちを込めて作りました」

 このアルバムがヒットチャートの上位に約30年ぶりに顔を出すなど、存在感を発揮している。復帰後は伸びやかな歌声に優しさも漂うのが特長だ。「声って変わるんです。経験が声に出てくる。これからもいろいろな方々と会って歌い続けていきます」と誓っている。

 11~13日には東京・六本木のビルボードライブ東京で、音楽プロデューサー、後藤次利氏の全編アレンジによる公演を行う。

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2016年5月9日のニュース