曙 病院から直行、アメコミ映画をPR「ボチボチでんな。大丈夫」

[ 2016年5月9日 15:53 ]

7メートルのデッドプールのフィギュアを前にポーズをとる曙太郎

 曙、大丈夫です―。映画「デッドプール」(監督ディム・ミラー)の日本公開(6月1日)を記念して製作された巨大トラックのお披露目が9日、大阪市内で行われ、第64代横綱の曙太郎(47)がゲスト出演した。

 今年1月下旬に「右下腿蜂窩(ほうか)織炎(皮膚の深い部分から皮下脂肪組織にかけての細菌による化膿性炎症)」「右足底皮膚潰瘍」で入院。3月下旬には「肺炎」で入院した。4月20日には自ら率いる新団体「王道」の旗揚げ戦(東京・後楽園ホール)に出場して元気なところを見せたが、5月3日の練習中に突然、40度近い高熱を発して3度目の入院。幸い発見が早く、間もなく退院の予定。それでも右ふくらはぎはまだ紫色に腫れ上がったままだ。

 この日は都内病院から直行して雨の中、イベントに参加した。原作コミックの中でデッドプールが来日して相撲部屋に入門。“千代の酒”という四股名を名乗ったというエピソードがあり、巨大力士の代名詞でもある曙と、全長7メートルの巨大デッドプールのフィギュアとのツーショットが実現した。曙はケガの症状について聞かれ「ボチボチでんな。大丈夫」と会場を笑わせ、主人公・デッドプールの不死身の身体を「どこで売ってるの?」と逆質問するなど饒(じょう)舌そのもの。「アクションだけでなくラブストーリーもある。メチャクチャ面白い映画」とファンへアピールした。前日8日に47回目の誕生日を迎えた曙は15日の「王道」山口大会に出場する予定。「熊本地震のチャリティー大会です」と被災者を積極的に支援する構えだ。

 同映画は今年2月に全米で封切られ、週末興行成績1億3500万ドル。20世紀FOX映画史上、最高のオープニング成績を達成し、さらに世界120カ国でNo・1を記録した。主人公の「デッドプール」はアメリカンコミックスでも型破りで新しいタイプ。脳天気で無責任で毒舌。さらに美女には弱く、ハローキティグッズを愛用するお茶目な一面もある。人類を守る正義感はなし。自分のため、お金のために闘うという規格外のニューヒーローだ。

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