最後の“昼ドラ”「嵐の涙」最終回視聴率は2・1% 52年に幕

[ 2016年4月1日 09:30 ]

「昼ドラ」最終作に主演した佐藤江梨子

 東海テレビ制作の最後の“昼ドラ”、フジテレビ「嵐の涙」(月~金曜後1・25)の最終回(第44話)が3月31日に放送され、平均視聴率は2・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが1日、分かった。

 昼ドラは1964年5月に放送開始。通算214作、1万3319話に及び、「あかんたれ」「愛の嵐」「華の嵐」「真珠夫人」「牡丹と薔薇」「冬の輪舞」など、数々の話題作を生み出した。

 「嵐の涙」は女優の佐藤江梨子(34)が主演。不運な浸水被害で夫と娘を亡くした母・里子(佐藤)が幸福を求める姿を描いたヒューマンサスペンス。最終回は新しい街へ行き、心機一転、人生を始めるべきか悩む里子(佐藤)を、金沢の老舗旅館「かぐらや」の女将・奈緒子(羽田美智子)が訪ねる。世の中は優しい人であふれているから新しい世界でも大丈夫という奈緒子の言葉に、里子は改めて覚悟を持って生きようと決意をする…という展開だった。

 ラストシーンでヒロインが海に向かって「みんな、ありがとう」と叫ぶ中、画面には「放送 51年10カ月 通算214作 13319話」のテロップ。続けて「長い間ありがとうございました」と感謝のメッセージが表示され、約52年の歴史に幕を下ろした。

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2016年4月1日のニュース