山田孝之 ナレーションにさらなる意欲「目標はギャグで遠藤憲一さん」

[ 2016年3月14日 17:12 ]

NHKスペシャル「新・映像の世紀」でナレーションを務める山田孝之

 俳優の山田孝之(32)がナレーションを担当したNHKスペシャル「新・映像の世紀 第6集 あなたのワンカットが世界を変える」(総合テレビ、3月20日後9・00)の完成試写が14日、東京・渋谷区の同局で行われた。

 6回シリーズの最終回で、2001年の米中枢同時テロから人類すべてが映像を発信できる時代となった現代を検証。そのすべての語り部となった山田は、「ニュースをよく見るわけもなく、歴史の知識も浅い自分でいいんだろうかという思いがあったが、若い方に多く見てもらいたいという意図を聞いて協力できることもあるかなと。何とか聞けるものになったんじゃないかと思うし、だいぶ成長させてもらう場を与えてもらった」としみじみ振り返った。

 収録に備えては、「とにかく携帯に(自分の声を)録音して聞いいた」という。そして「声の大きさや発声はそんなに変わっていないが、聞くと全然変わってきた。声を出す意識から聞きやすいしゃべり方はどういうことなんだろうとなってきて、それを繰り返した成果でしょう」と自己分析した。

 最終回で最も印象に残っている映像は、シリア難民の子供が砂浜に横たわっているシーンだそうで「自分の子も3歳で、テストで見ているのがつらくなって声が出なくなった。本番では映像を見ないように、声だけに集中した」と真剣な面持ち。今後もナレーション業には意欲的で、「イントネーションの本などもあって、滑舌や発声をいい加減しっかりと勉強しなきゃいけねえなと思うようになった。目標はギャグで遠藤憲一さんと言っていますが、あくまでギャグ。僕なりの良さが出ていけばいいかな」と話していた。

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2016年3月14日のニュース