胃がん手術の渡辺謙 「王様と私」に予定前倒し出演、ツイッターで発表

[ 2016年3月9日 10:23 ]

ミュージカル「王様と私」で主演を務める渡辺謙

 2月に胃がんの手術を受けた俳優の渡辺謙(56)が9日、自身のツイッターを更新。主演する米ブロードウェーのミュージカル「王様と私」に8日夜(日本時間9日)の舞台から急きょ出演することが決まったと発表した。

 当初は17日からニューヨークのリンカーンセンター・シアターで主演する予定だったが、「現Kingの怪我からの復帰が間に合わない為、今夜のステージから急きょCome Backとなりました。久しぶりにドキドキな初日です」と報告した。

 「作り上げた仲間とのステージを信じながら、再び新しい世界を創りたい、強く思ってます。力まずやれるかなぁ、、、ま、一丁やってみますわ」と復帰舞台への意気込みをつづった。5日のツイッターでは「もしかしたら登板早まる、何てこともあるかと。行ってみてから考えます」と予定より早い出演の可能性を示唆していた。

 渡辺は人間ドックでがんが見つかり、早期だったため2月上旬に内視鏡手術を受けた。内視鏡手術は胃の全部や一部を切る外科手術に比べて、負担が少なく、2時間弱の手術と4日間の入院で済み、一時的に3キロ落ちた体重も現在は元に戻ったという。自宅療養後の3月5日に渡米し、ミュージカル出演へ準備を進めていた。

 同作で渡辺は昨年4月の開幕から7月まで主演を務め、トニー賞の主演男優賞にノミネートされた。

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2016年3月9日のニュース