松平健、高画質4K時代劇出演「カツラが気になって…」

[ 2016年1月18日 16:46 ]

「池波正太郎時代劇スペシャル 顔」の制作発表会に出席した松平健

 俳優の松平健(62)が18日、都内で行われた「池波正太郎時代劇スペシャル 顔」(16年初夏、J:COM)の制作発表会に登壇した。同作は、池波正太郎さんの名作短篇を、時代劇を作り続けてきた京都・松竹が誇る伝統技術と4Kという最新技術を融合させて初映像化。池波正太郎さんが好んで描いた江戸の闇社会に生きる男たちの運命を、最高のキャスト・スタッフの手によって描き出す、大人のための本格時代劇。

 撮影現場でのエピソードについて松平は「4Kで撮っているので、カツラの網が気になって、その直しに時間がかかりますね」と高画質がゆえの苦労を吐露し、「松竹で撮っているんですけど、松竹が今、時代劇で忙しいので、ずっと一緒にやっていた東映から応援が来ている状況。顔見知りがいるので気持ち的にはラフにやっておりますが、雰囲気的には、大先輩と共演しているので緊張感があふれています」と明かした。

 また、裏の顔を持つ役を演じる上での苦労を聞かれると「(暴れん坊)将軍のイメージがあって、爽やかなイメージがありますが、今回の役はそういったものが一切ないので、自分でも挑戦ということで、できるだけ現場でも笑顔を出さないようにして、雰囲気を作っています」と語り、「時代劇が減っていく中で、見たいという大人の方がとっても多いので、大人の方に喜んでいただける本格的時代劇をオリジナルで作っていただけることがうれしくて有難いと思っています。それが若い人にも広まって行けばという気持ちもあります」と、時代劇にかける想いを語った。

 なお、4Kで撮影することに関して、通常の撮影との違いについて質問が飛ぶと、日本映画放送株式会社の杉田成道氏は「特に時代劇は光と影が一番映像的に重要なファクターで、4Kのいいところは黒の濃淡が微妙な色合いで出るので、影の濃淡を出しやすい」と説明した。

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