葬儀委員長・永六輔さん すすり泣きながら「反戦の言葉」紹介

[ 2015年12月20日 05:30 ]

野坂昭如さん葬儀・告別式

(12月19日 東京・青山葬儀所)
 葬儀委員長を務めた放送作家の永六輔さん(82)はあいさつで、野坂さんが生前言い続けた「二度と飢えた子供の顔は見たくない」という言葉をすすり泣きながら紹介。74年参院選に初出馬した際のスローガンだった。「70年のお付き合い。(83年の衆院選で新潟3区から立候補した)選挙の時も手伝いに行った」と振り返った。暘子さんから手紙で依頼され、葬儀委員長を引き受けた。

 会場に来られなかった、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(93)の弔辞は女優檀ふみ(61)が代読。「お釈迦(しゃか)さまもあの世で禁酒を強いていない。あの世で飲みましょう」などと呼び掛けた。作家五木寛之さん(83)も同世代の盟友として弔辞を読み上げた。

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