明るい安村、流行語受賞理由“国民に安心感”に違和感「そんなつもりなかった」

[ 2015年12月3日 12:40 ]

囲み取材を行ったとにかく明るい安村

 お笑いタレントとにかく明るい安村(33)が3日、都内の書店で書籍「安心してください、はいてますよ。」出版記念イベント「裸に見える書店員 inSHIBUYA TSUTAYA」を開催。イベント前に報道陣の取材に応じた。

 2日前に授賞式が行われた「ユーキャン新語・流行語大賞」で安村のギャグ「安心して下さい、はいてますよ。」がトップテンにランクイン。クマムシの「あったかいんだからぁ」と8・6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」が50語にノミネートされていたが、お笑いネタ唯一の十傑入りとなった。

 トップテン入りに「びっくりしましたね」と本音をこぼした安村。授賞式では前後に「アベ政治を許さない」「1億総活躍社会」と政治用語に挟まるという異様な流れとなり、「同じテーブルで場違いな感じがして…楽しかった。(授賞式には欠席だった)安倍総理にも全裸ポーズやってほしかった」とニヤリ。受賞理由として「昨今、他人が何かを『やらか』すと、インターネット上は“正義”の主張と“罵倒の嵐”であふれかえり、メディアも一般人も巻き込んで右往左往大騒ぎする事の繰り返しである。そんな時、テレビから『安心して下さい』と、とにかく明るい笑顔でいってもらえることで、今年どれだけの人が一瞬でもほっとしたかしれないのである」と明記されていた。

 「日本のギスギスした世の中に国民に安心感を与えた」などとの説明もあり、「そんな実感はないですね」と思わぬ、受賞理由に違和感を覚えた様子。「コンプライアンスがうるさい昨今…みたいなのも本当にオレのこと言ってるのかなって。そんなつもりはなかったんですけど」と苦笑いを浮かべた。

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