中村国生 橋之助襲名に母三田寛子気遣う「一番緊張しているのでは」

[ 2015年9月28日 18:34 ]

八代目「中村芝翫」襲名披露記者会見に出席した(左から)中村宜生、中村宗生、中村国生、「芝翫」を襲名する中村橋之助

 歌舞伎俳優の中村橋之助(50)が28日、都内で成駒屋の大名跡「中村芝翫」(しかん)八代目襲名記者会見を行った。また、橋之助の長男、中村国生(くにお=19)が四代目「中村橋之助」、次男の中村宗生(むねお=17)が三代目「中村福之助」、三男の中村宜生(よしお=14)が四代目「中村歌之助」をそれぞれ襲名する。

 橋之助は「4人で襲名することが出来、感謝、感謝、感謝でございます」と感無量の面持ち。長男の国生は「僕の夢は、成駒屋という老舗を守り、毛利元就の3本の矢のように兄弟3人手を携えて、歌舞伎座の大看板になりたい」と力を込めてあいさつ。父が97年NHK大河ドラマで演じた「毛利元就」を引き合いに出し、力強く宣言した。

 終始、緊張の面持ちの3兄弟だったが、母の三田寛子(49)からは「気負わず、楽しんでらっしゃい」という言葉をかけられたそう。しかし、国生は「母が一番緊張しているのでは」と気遣い、苦笑い。橋之助も「家内はこれから大変だと思う。でも(自分の)母や姉(好江)からアドバイスをもらっているらしいので、いい襲名にしたい」と意気込んでいた。父子4人は、来年10月の東京・歌舞伎座公演を皮切りに各地で襲名披露興行を行う。

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