「まれ」期間平均19・4% 「純と愛」以来5作ぶり大台割れ

[ 2015年9月28日 09:41 ]

NHK連続テレビ小説「まれ」のヒロインを務めた土屋太鳳。クランクアップの際に感極まる

 NHK連続テレビ小説「まれ」(月~土曜前8・00)の最終回が26日に放送され、平均視聴率は21・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが28日、分かった。全156回(3月30日~9月26日)を通じた期間平均は19・4%。2012年後期「純と愛」(17・1%)以来5作ぶりに20%の大台を割った。

 「あまちゃん」(13年前期、20・6%)「ごちそうさん」(13年後期、22・3%)「花子とアン」(14年前期、22・6%)「マッサン」(14年後期、21・1%)と続いた大台超えは4作連続で途切れた。

 「まれ」は初回21・2%と好スタートを切ったものの、第3週で週平均19・7%と早くも大台割れ。その後は18~20%で推移。週平均で大台を超えたのは第13週20・1%、第22週20・3%、第24週20・2%。最高は4月7日の22・7%。 

 2014年度前期「花子とアン」で主人公の妹・ももを演じた女優の土屋太鳳(たお=20)がヒロイン。石川県能登地方で生活する生真面目な津村希(つむら・まれ)が、パティシエになる夢をかなえるため横浜市の洋菓子名門店で修業。試練を乗り越えながら、能登で自分の店と家族を持つ決心をする姿を描いた。

 朝ドラ通算92作目。ドラマ「いま、会いにゆきます」などで知られ、2009年に橋田賞を受賞した篠崎絵里子氏がオリジナル脚本を手掛けた。オープニングテーマ「希空~まれぞら~」は朝ドラ史上初となるヒロイン・土屋による作詞。

 最終回は、8月10日、希(土屋)たちの前に現れた人物は匠(小山春朋)歩実(横山芽生)徹志(高橋来)を見つけると、3人を抱きかかえる。その後、村の一同は桶作家に集まり、皆の思いがこもった特別な会が盛大に行われる。宴もたけなわになった頃、能登で家族のように接してきた一同を前に、希は自分の夢についてゆっくりと語り始める…という展開だった。

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