“ルーキーイヤー”卒業の藤山扇治郎「この1年は一瞬でした」

[ 2014年11月8日 07:15 ]

公演の意気込みを語る(左から)小島慶四郎、曾我廼家寛太郎、渋谷天外、藤山扇治郎、高田次郎

 8日に大阪松竹座で開幕する「松竹新喜劇錦秋公演」(24日まで)の公開稽古が7日、同劇場で行われた。

 故藤山寛美さんの孫で、昨年の同公演で劇団入りした藤山扇治郎(27)は、寛美さんも出演した名作「色気噺お伊勢帰り」や「ふるさとに橋あり」(夜の部)「朗らかな嘘」(昼の部)に出演。大ベテランの高田次郎(82)や小島慶四郎(81)に囲まれても堂々としたもので「もう1年たったのか、という感じです。この1年は一瞬でした」と振り返り、ルーキーイヤーを卒業してさらに気を引き締めた。

 劇団代表の渋谷天外(59)は「21年前に俺がやった役を扇治郎がやったりして懐かしい。ようけ注意しても根に持たんし、覚えてもくれへんし…」と冗談を交えながらも成長に目を細めた。

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