柴又の「寅さん記念館」来場者400万人突破で式典、山田監督ら祝福

[ 2014年11月8日 11:19 ]

「山田洋次ミュージアム」で自身の胸像がお披露目され、笑顔の山田洋次監督=8日正午すぎ、東京都葛飾区

 人気映画シリーズ「男はつらいよ」の舞台となった東京都葛飾区柴又6丁目の「葛飾柴又寅さん記念館」で8日、来場者が400万人を突破したのを記念する式典が開かれた。

 10月29日に400万人目の来場者となったのは、東京都練馬区の青柳健司さん(67)、恵理子さん(62)の夫婦。式典では、シリーズの監督で名誉館長の山田洋次監督や出演した俳優佐藤蛾次郎らが、記念品とともに「認定書」を手渡すと、健司さんは「寅さんシリーズは私にとってバイブルのようなもの。今回の幸運をとても喜んでいます」と笑顔で話した。

 この日は、記念館と同じ葛飾区観光文化センター内にある「山田洋次ミュージアム」でも、入り口に設けられた山田監督の胸像を初披露。左手に台本を持ち、演出指導する姿で訪れたファンらを迎える。

 山田監督は「僕自身がそこに居るようで不思議な感じだ。気恥ずかしいが、ありがたい。若い人も含めて、何度も足を運んでもらいたい」と話した。

 記念館は1997年11月にオープン。映画で登場するおなじみの団子店「くるまや」や「朝日印刷所」の撮影セットのほか、「帝釈天参道」を再現したジオラマなどが人気で、映画の名場面も上映している。

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