高良健吾主演 天童荒太氏「悼む人」が映画化 09年直木賞

[ 2014年4月15日 05:30 ]

映画「悼む人」に主演する高良健吾と石田ゆり子。放浪しながら死者を悼む青年と、夫を殺した罪を背負いながら行動を共にする女性を演じる

 09年に第140回直木賞を受賞した天童荒太氏の小説「悼む人」が、俳優の高良健吾(26)主演で映画化される。「横道世之介」での演技が高く評価され、今年2月に第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞した高良は同作以来の主演。ヒロイン役を石田ゆり子(44)が務める。堤幸彦監督(58)が手掛け、来年2月に公開。

 人が亡くなった事件や事故の現場を訪れ、死者を悼む放浪の旅を続ける青年・静人を描いた作品。静人を高良が、夫を殺した罪を背負いながら静人と行動を共にする女性を石田が演じる。

 高良は「どう演じたらいいのか」と悩んだ末に出演を決めた。原作に感動した堤氏は12年に舞台化。これに続いて映画化が決まると、すぐに高良に白羽の矢を立てた。静人はどこか影があり、笑っていてもその奥に悲しみがある孤独な瞳を持つ男。高良は「静人の行動がみなさんにどう映り、どう感じるのか想像がつきません。僕自身、現場に立って毎日探していきます」と話している。

 石田は家庭内暴力を受けて顔にアザができるなど、体当たりの演技に挑む。「本当に難しく、本当に深い役。誠心誠意、全身全霊で挑みたい」と意欲十分。自ら出演を熱望した。清楚(せいそ)で可憐(かれん)なイメージとは、正反対のダークな役柄。それを心配した堤氏には、目の前で髪の毛をかき乱し、目を半分隠して「こうですか?」と迫真の演技を見せて納得させたという。

 3月22日にクランクインし、福島や関東近郊で撮影。堤氏は撮影手法を一から見直し、「デビュー作のつもりで挑んでいる」と話している。

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