感極まったタモリ 何度も目をぬぐい…最後は「早く酒飲みたいな」

[ 2014年4月1日 05:30 ]

昼の番組終了後、手を振りながらスタジオアルタを後にするタモリ
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 日本の“お昼の顔”として親しまれたフジテレビ「笑っていいとも!」が31日、放送32年の歴史に幕を閉じた。国民的番組の終幕にふさわしく、ビートたけし(67)、吉永小百合(69)ら豪華ゲストが登場。昼の通常番組は、司会のタモリ(68)が「あしたも見てくれるかな?」とマイクを茶の間に向け、いつも通りに終了。夜は生放送特番に新旧レギュラー約150人が集まりタモリをねぎらった。

 3時間14分にわたった夜の特番には新旧レギュラー約150人が勢ぞろい。明石家さんま(58)のトークが長すぎて、後輩の浜田雅功(50)がさんまの口にテープを貼る一幕も。メンバー3人がレギュラーを務めたSMAPは持ち歌「ありがとう」で感謝の気持ちを伝えた。

 最後は一人ずつ感謝のスピーチ。関根勤(60)や爆笑問題らが大笑いさせた一方で、ローラ(24)ら泣きだす共演者も続出。タモリは何度もサングラスの奥の目をぬぐった。フィナーレは感極まった様子で、オープニング曲「ウキウキWATCHING」を歌唱。最後は、毎回恒例の「あしたもまた見てくれるかな?」「いいともー!」のやりとりで締めくくった。

 終了間際のあいさつでは、「まだ感慨というのがなくて、ホッとしただけ。来週火曜日あたりから(実感が湧いて)くるんでしょう」と気持ちを明かした。視聴者には「3カ月か半年で終わると思ってた。それが32年。私にたくさんの価値をつけてくださって、きれいな衣装を着させてもらった。本当にありがとうございました」などと頭を下げた。今したいことを聞かれると、「早く酒飲みたいな」と話した。

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