心配「タモロス」…“偉大なるマンネリ”だった客席との掛け合い

[ 2014年4月1日 06:05 ]

フジテレビ「笑っていいとも」最終回を迎える新宿・アルタ前で、タモリへのメッセージとイラストが書かれたボードを掲げるファン
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「笑っていいとも!」32年の歴史に幕

 「笑っていいとも!」は、肩の凝らない笑いを提供する気軽なスタイルで、お茶の間とテレビの距離をぐっと縮めた。今後はテレビ界が「バラエティーの王道」の遺産をどう受け継ぐかに関心が集まりそうだ。

 放送作家の山田美保子さんは「タモリさんと客席の掛け合いは“偉大なるマンネリ”。終了後は、視聴者が喪失感を覚える“タモロス”が起きそう」と指摘。「時代の変化に合わせつつも、純粋に明るい楽しさを追求する“いいともイズム”を継承した番組がこれから出てきてほしい」と期待している。

 ▼フジテレビ亀山千広社長 「笑っていいとも!」は、単なる長寿番組ではありません。レギュラー陣はタモリさんに魅力を引き出され才能を開花させ、スタッフ、アナウンサーも鍛えられ、フジテレビを支える人材に成長してくれました。タモリさんには尊敬と感謝しかありません。しっかり充電して、また近い将来「いいとも」のように、放送から新たな「文化」をつくっていただきたい。お疲れさまでした。

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2014年4月1日のニュース