佐村河内氏 口頭で会話通じた…市担当者と面会、聴覚再診察同意

[ 2014年2月19日 06:02 ]

佐村河内守氏

 「両耳の聞こえない作曲家」として知られ、聴力の回復を認める謝罪文を出した佐村河内守氏(50)が18日までに、聴覚障害2級の身体障害者手帳を交付した横浜市の担当者と面会し、指定する医師の再診察を受けることに同意した。市が明らかにした。聴覚の回復状況などが確認されれば、手帳の返納などの措置を取る方針。

 市によると15日、横浜市内で担当者と面談。佐村河内氏は複数の人物を伴い、うち1人の手話通訳を介して、担当者の聞き取りに応じた。口頭でも、会話が通じる場面があったという。

 約1時間半に及ぶ面会の中で、佐村河内氏は口述で「ご迷惑をお掛けして、申し訳ありません」と謝罪。謝罪文の内容が事実かどうか尋ねると「そのとおりです」と述べ、市側が薦める医療機関で「診察を受けます」と約束した。

 受診の時期について市側は「なるべく早く」としながらも具体的には明かさず、「月内と考えてよいのか」との質問にも、明確な回答を避けた。

 佐村河内氏は、楽曲が別人の作品だった問題をめぐる謝罪文で一定の聴力回復を明らかにし、身体障害者手帳について、専門家の検査で問題があると判定されれば返納するとの意思を記していた。

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2014年2月19日のニュース