タトゥー 再解散を表明 2人の関係悪化が原因「圧力がひどい」

[ 2014年2月19日 16:04 ]

再度解散することになった「タトゥー」のリェーナ・カーチナ(右)とユーリャ・ヴォルコヴァ

 11年に解散し、ソチ五輪開会式直前のアトラクションで再結成して歌を披露したロシアの女性デュオ「タトゥー」が18日、公式フェイスブックで再解散を表明した。

 「残念ながら、みんなに悪い知らせがあります。スロバキアとチェコでt.A.T.u.のプロモ・ツアーがあるって聞いていたと思います。今日、t.A.T.u.のイベントは全てキャンセルされました。ミンスク、モスクワでのコンサートも含まれます」と予定されていたイベントの中止を報告。

 「(メンバーの)ジュリア(ユーリャ・ヴァルコヴァ)と彼女のチームからの(もう1人のメンバーの)レナ(リェーナ・カチーナ)に対する圧力がひどく、ジュリアとレナのコラボレーションは全て終結されました。t.A.T.u.の美しい歴史における新しい章は、始まる前に終わってしまいました」とスタッフを含めたメンバー間の不調和が原因でイベントの中止、解散に至ったという声明が掲載された。

 レナは「ジュリア側の無作法な言動が原因で、これ以上の2人でのコラボはどうしても不可能だと発表せざる得なくなりました。ジュリアはわたしに対し、誹謗(ひぼう)中傷的なコメントを多数しただけでなく、クリエイティヴの方向性に関し、ジュリアと彼女のチームに従わないのであれば、私とt.A.T.u.はやらないと最終通告を突きつけられました…」と関係修復が困難で、解散を決意するに至った経緯を説明した。

 さらに、「ジュリアがコネクションを使って自身のロシアでのソロ活動を妨害してくるのではないか」という不安も明かしたしたが、ファンに対しては「わたしたちのファンの希望であるt.A.T.u.の再結成が実現しないことを悲しく思います。理解していただければと思います。いつも応援してくれてありがとう」と感謝した。

 最後に「残念ですがt.A.T.u.の新しい章は、始まる前に終わってしまいました。2人の少女の物語は永遠にわたしたちと共にあることでしょう」と締めくくられている。

 現時点ではジュリア側からのコメントは掲載されておらず、ファンからは「ジュリアの意見も知りたい」というコメントが寄せられている。

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2014年2月19日のニュース