ウルトラセブンと音楽、現代日本に与えた影響とは?

[ 2014年1月28日 23:06 ]

ウルトラセブンを熱く語った(右から)森永卓郎、 冬木透、青山通各氏
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 昨年11月27日にキングレコードからクラシックCD「ウルトラセブン・クラシック」が発売されたのを記念し、28日、東京・銀座の山野楽器本店7階で、経済アナリスト・森永卓郎氏(56)をメーンナビゲーターに「音楽から見るウルトラセブン」と題したトークイベントが開かれた。

 「ウルトラセブン・クラシック」は、冬木透氏作曲「交響詩ウルトラセブン」をはじめ、シューマン作曲「ピアノ協奏曲イ短調作品54・第1楽章」、グリーグ作曲「ピアノ協奏曲イ短調作品16・第1楽章(冒頭部分)」など全6曲が収録。大ヒット本「ウルトラセブンが音楽を教えてくれた」とのタイアップによる「ウルトラセブン」の「音楽」へのオマージュアルバムだ。

 大勢のウルトラセブンファンが詰めかける中、森永氏が登壇し「当時、わが家には白黒テレビしかありませんでしたが、同じアパートにお金持ちがいて、カラーテレビがあったので、ウルトラセブンはそのカラーテレビでリアルタイムで見ていました。ウルトラセブンはフォルムが美しく、あんなにビジュアルがきれいなウルトラマンはいません。当時、BGMとして流れてくる曲がクラシックであることを知りませんでしたが、シューマンの名前すら知りませんでした。きょうは、音楽の専門家と一緒にウルトラセブンの音楽についていろいろと盛り上がっていきたい」とあいさつ。

 1967年から68年にかけて一世を風靡(び)したテレビ番組「ウルトラセブン」の音楽監督を務めた作曲家・冬木透氏(78)と「ウルトラセブンが音楽を教えてくれた」の著者・青山通氏(53)をゲストに迎え、カルチャー方面への造詣が深い森永さんと3人で、シューマンの「ピアノ協奏曲」を聞きながらウルトラセブンが現代日本に与えた影響や音楽制作秘話などについて興味あふれるトークセッションが繰り広げられた。

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2014年1月28日のニュース