邦画興収4位までアニメが独占 洋画トップも「モンスターズ…」

[ 2014年1月28日 17:27 ]

 日本映画製作者連盟(映連)は28日、2013年の全国映画概況を発表した。邦画と洋画を合わせた興行収入(興収)の総額は前年比0・5%減の1942億円で、ほぼ横ばいだった。

 邦画は宮崎駿監督の「風立ちぬ」(120億2千万円)を筆頭に興収4位までをアニメが占め、洋画も1位はアニメ「モンスターズ・ユニバーシティ」だった。興収総額のうち、邦画が占める割合は60・6%で、6年連続で洋画を上回った。

 公開本数は1117本(前年比134本増)で、統計を取り始めた1955年以来、初めて千本を超えた。上映用にフィルムをプリントする必要がないデジタル上映が主流となり、小規模作品の公開が増えたため。

 入場者数は1億5588万8千人で前年比0・5%増となった一方、高校生の料金を千円にする劇場が増えるなどしたため、平均入場料金は前年より12円安い1246円だった。スクリーン数は28増えて、3318スクリーンとなった。

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2014年1月28日のニュース