昭和がまた遠くなった…船村徹氏らも田端さんの死悼む

[ 2013年4月26日 06:00 ]

田端義夫さん死去

 【田端さんを悼む声】

 ▼船村徹氏(作曲家)歌謡界からまた一人、偉大な歌手がいなくなりました。「かえり船」は、戦後の引き揚げ者の心を随分慰めてくれた。昭和が一段と遠くなった気がする。

 ▼北島三郎 中学生のころに田端さんの歌を聴いて、歌が好きになり、自分も歌うようになりました。自分にとっては、歌手になるキッカケをつくってくださった方です。いつも愛用のギターを宝物のように大切にされていた姿が、印象に残っています。

 ▼ペギー葉山 また一人輝く星を失ってしまいました。前に私のリサイタルにゲストで出演していただけないかどうか、お話をさせていただいたところ、「ヨッシャー」と言って引き受けていただき、「かえり船」を一緒に歌わせていただいたのが印象に残っています。

 ▼千昌夫 デビュー間もない無名だった私の「星影のワルツ」を聴かれて「千君、この曲は絶対にヒットするから大事にしろよ」と温かいお言葉をいただいたことは、今でも忘れられません。

 ▼寺内タケシ 「白線流し」という曲を作り、コンサートもたくさんご一緒しました。開演3時間前には必ず声をあたためていたのを覚えています。とにかくステージに熱心な人でした。

 ▼島倉千代子 「バタヤン先生」と呼ばせていただいていて、いつも世間話をしてくださる、とても優しい先生でした。

 ▼都はるみ 昔は歌謡番組も多く、たくさん、ご一緒させていただきました。明るくてとても素敵な方でした。後輩の私たちにもいつも優しくしていただきました。

 ▼ミッキー・カーチス 中学時代からのファンでコンサートにも行った。カッコいいエレキを持ったあの姿はいつまでもオレの中で色鮮やかによみがえってくるよ。

 ▼浜村淳(ショーの司会を担当)庶民的で自然体。気楽にバカ話をよくした。最後に会ったのは06年、「オース!バタヤン」にも収めた鶴橋ライブ。「まだまだ歌うで!」と元気で、高く澄んだ歌声がよく出ていた。

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2013年4月26日のニュース