妻夫木聡 銀座で企画写真展「感じたままに表現しました」

[ 2013年3月28日 07:19 ]

キヤノンのデジタルカメラ「EOS M」で福井県越前市の岩野製紙所の風景や、働く人々の姿などを撮影する妻夫木聡

 俳優の妻夫木聡(32)と日本を代表する写真家・上田義彦氏の共作展「上田義彦×妻夫木聡 企画写真展」が28日から4月3日まで、東京・銀座キヤノンギャラリーで開催される。

 妻夫木は、昨年のCM撮影で出会った上田氏に感銘を受け“師事”。このほど同氏とともに福井県越前市の「岩野製紙所」を訪問。自身がCM出演するキヤノンのデジタルカメラ「EOS M」を使用して撮影した。

 作品のタイトルは「breath」。製紙所の風景、静かに流れる時間、その中で寡黙に働く人々を独自の視点でとらえている。

 「上田さんと一緒に旅をして、訪れた岩野製紙所。そこには神秘的な“呼吸”がありました。寒さの中、流れに逆らうことなく進んでいく作業。吐かれる息、湧き上がる湯気、製紙所内に響き渡る水の音、差し込む光。そんな神秘的で幻想的な世界に、ただただ心を奪われ、無我夢中にシャッターを切ってしまいました」と話している。

 一方、これまで大判フィルムカメラや35ミリフィルムカメラをメーンに撮影してきた上田氏も、デジタル一眼レフカメラを使用。「M.Sea」というタイトルで、冬の日本海を撮影した。

 写真展は銀座キヤノンギャラリーの後も大阪、仙台、名古屋、札幌、福岡で開催される。

 妻夫木は「圧倒的な美をあるがままに感じたままに表現してみました。本当の美しさとは何か?来ていただいた方にも、ボクの写真を通じて何か心に響くものがあったらうれしい」と呼びかけている。

続きを表示

この記事のフォト

2013年3月28日のニュース