アン・リー監督 スピルバーグが蹴った新作の監督に!?

[ 2013年3月16日 17:01 ]

オスカー受賞のアン・リー監督。次回作は旧約聖書のモーセが題材の新作か?!

 オスカー監督のアン・リー(58)が今度は旧約聖書のモーセを題材にした新作「ゴッズ・アンド・キングス」の監督を手掛ける可能性が出てきた。

 製作のワーナー・ブラザースは当初、スティーブン・スピルバーグ監督に依頼していたが契約が成立しなかったことを受け、すぐさま「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」でアカデミー賞監督賞に輝いたリー監督にオファーを出した模様だ。

 リー監督は今回のオファーに対して「興味を示している」が、スタジオ側との正式な契約交渉の席にはまだ招かれていない段階だという。

 スコットランドの独立を目指して戦った男の半生を描いたメル・ギブソン監督・主演作「ブレイブハート」に類似した作風になるとも言われている本作。もし今回の交渉が固まれば、これまで様々なジャンルを手掛けてきたリー監督にとって、また新たな挑戦となる。

 ダン・リムとマティ・レシェムがプロデューサーを担当する本作は「パラダイス・ロスト」のスチュアート・ヘイゼルダインと「グリーン・ランタン」のマイケル・グリーンが脚本を手掛けており、出エジプト記や旧約聖書からの逸話を元に預言者モーセの生誕から死までが描かれている。

 さらにリー監督は現在、米ケーブルテレビ局FXのドラマ「ティラント」のパイロット版で初めてテレビドラマの監督デビューを果たすことになったとも報じられている。

 ハワード・ゴードンと共にプロデューサーを務めるギデオン・ラフが脚本を執筆した同ドラマは監督にとって「ライフ・オブ・パイ…」の制作以降初のプロジェクトで今夏にもモロッコでプロダクションが開始予定となっている。

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2013年3月16日のニュース