「日本の皆さんのお金生きた」黒柳徹子が南スーダン施設初訪問

[ 2013年3月16日 08:28 ]

「トットちゃんセンター」で、収容されている子どもを抱く黒柳徹子

 南スーダン訪問中の国連児童基金(ユニセフ)親善大使の黒柳徹子が15日、紛争などに巻き込まれた子どもをケアする首都ジュバの「トットちゃんセンター」を初訪問し「日本の皆さんのお金が生きたものとなった」と喜びを語った。

 黒柳の愛称から名付けられたセンターは、スーダン南北内戦中の1993年にジュバを訪れた黒柳の呼び掛けなどで集まった日本の募金で建てられた。

 センターは内戦で心に傷を負った子どもの世話をしてきたが、近年は民族衝突や人身売買の被害児童らにも対応。黒柳は96年の開所時に収容された後、成長した男性らと交流した。

 黒柳はこの日、国連平和維持活動(PKO)でジュバのインフラ整備に当たる陸上自衛隊施設部隊の作業現場も視察して「ご苦労さまです」と隊員を激励した。

 陸自部隊は現在、東北方面隊から約330人が派遣されている。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2013年3月16日のニュース