日本と縁が深い 86歳のオスカー候補エマニュエル・リヴァ

[ 2013年2月25日 10:45 ]

第85回アカデミー賞授賞式

(2月24日 米ハリウッド・ドルビーシアター)
 「愛、アムール」の演技により史上最年長でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされているフランス人女優エマニュエル・リヴァ(86)は日本にはなじみが深い女優だ。

 1959年に出演したアラン・ルネ監督の「ヒロシマ・モナムール」、日本でのタイトル「二十四時間の情事」は日仏合作映画。広島市を舞台に第二次世界大戦により心に傷を持つ男女が織りなすドラマを描いたもので、エマニュエルは反戦映画のロケに訪れたフランス人女優役を演じている。共演した日本人俳優は故岡田英次さん。

 また、この映画のため1958年に来日したエマニュエルが、当時撮影していた広島の写真が2008年、フランスで偶然に見つかったことで写真集「HIROSHIMA1958」が発売された。広島、銀座で写真展も開催。その際にはエマニュエル自身も50年ぶりに来日し、広島などで地元の人たちとの交流を深め、話題となった。

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2013年2月25日のニュース