まるで武士!?市原隼人 初体験の時代劇も「毎日が発見」

[ 2012年3月12日 16:25 ]

「陽だまりの樹」初回完成試写会に登場した成宮寛貴(左)と市原隼人

 俳優の市原隼人(25)は12日、4月6日よりNHK BSプレミアムで放送開始となるBS時代劇「陽だまりの樹」(毎週金後8・00、全12回)に主演することになり、東京・渋谷区の同局で行われた初回完成試写会に共演の成宮寛貴(29)とともに出席した。

 漫画家・手塚治虫が自らのルーツを描いた傑作同名マンガが原作。幕末から明治維新という激動の時代を舞台に、友情で結ばれた対照的な2人の若者、義に生きた武士の伊武谷万次郎(市原)と情に生きた蘭方医・手塚良庵(成宮)の成長を描く。良庵は原作者の曽祖父に当たる。

 市原は武骨な武士を演じる。「口で言いたくても、うまく説明できなかったりする不器用なところが自分と似てる」と照れ笑いを浮かべた市原。「初めての武士役でまずは武士道を学んだ。武士道って何だろうって考えると深くて面白い。新鮮さと相手を思いやる武士道を忘れず、今の現場を勉強する場としてお借りしながら、精一杯努力してやっていきます。日本の武士道って皆さんが必ず持っているもの。忘れかけていた気持ちを思い出させてくれる作品になっていると思う」とまるで現代の武士のように真面目にあいさつした。

 初体験の時代劇も楽しんで撮影に臨んでいるようで、「(初めてでも)苦労はないですね。毎日覚えることがたくさんあって、毎日が発見。殺陣もものすごく楽しい。普段やっているお芝居の間合いとは緊張感がまた違って、それがまたその時代の素晴らしさなのかな」と目を輝かせた。

 また、初共演の成宮については「ユーモアがあって、常に新鮮。相手を楽しませたいという気持ちが伝わってきて、居心地がいい。現場でもお芝居に対して責任感がある方なので、ついていきたくなる」と称賛していた。

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