西田敏行 故郷の福島で宣言「世界一の県になるんだ」

[ 2012年3月12日 06:00 ]

「福魂祭」で熱唱する西田敏行

東日本大震災から1年

 俳優の西田敏行(64)が11日、故郷の福島県郡山市で復興イベント「福魂祭」に出席した。震災と原発事故からの復興に向け「天災と人災に見舞われた福島を世界に誇れる再生都市にしよう。世界一の県になるんだ」と宣言。また、秋吉久美子(57)ら出演者が復興ソング「これから」を初披露した。

 イベントのテーマは「鎮魂、感謝、再生」。西田は約1000人に大声で呼びかけた。

 「天災と人災に見舞われた福島を世界に誇れる再生都市にしよう。世界一の県になるんだ。どうですか、皆さん!」。さらに「大きな目標があると、生きていこうというモチベーションになる」と熱弁をふるい、会場も万雷の拍手で呼応した。

 「何を失ったのか、何が大切だったのかをかみ締める時間だった」と1年を振り返る。地元の農漁業が原発事故による風評被害などで苦しむ現状について「小名浜のメヒカリが食いてぇな。うまいんだ。農家の人はうまい米、漁師はうまい魚をみんなに食ってもらって、その笑顔を見たいんだもんな」と悔しさをにじませた。

 この日のステージでは代表曲の「もしもピアノが弾けたなら」「あの街に生まれて」の2曲を左拳を胸にあて熱唱。さまざまな感情を吐き出すように「がんばっぺ福島!」と絶叫した。

 小1から高3までいわき市で育った秋吉も西田に賛同。「つらい状況なのに感謝をイベントのテーマに含めた。これが福島の人の気概です。日本一格好いい男女を輩出したい。世界に向けて福島がこんなふうに成長できるんだということを感じられるようになれば」

 再生への一歩。それはこの日初披露された「ここから」にも表れている。長崎出身の歌手SHIKATA(30)が制作。秋吉も作詞に関わっており、曲が伝えるメッセージを明確にするため「生きていこう」というフレーズを16カ所に盛り込んだ。出演者と客席が一体となって大合唱。「明日のために生きていこう」。早期復興を願う歌声が会場にこだました。

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