鳩山総務相「許さない」草なぎ容疑者を「最低人間」

[ 2009年4月24日 06:00 ]

総務省にある地デジ放送完全移行を表示するカウントダウンボードからも、草なぎ剛容疑者を起用したキャンペーンポスターが撤去された

 公然わいせつの疑いで逮捕された草なぎ剛容疑者(34)が出演する地上デジタル放送普及のCMを制作しているデジタル放送推進協会は23日、NHKと民放全局にCMの放送中止を要請した。地デジを推進する総務省などは、草なぎ容疑者をメーンキャラクターから外す方向で検討に入った。鳩山邦夫総務相は「最低の人間だ」と批判し、ポスターなどすべて取り換える考えを示した。

 デジタル放送推進協会(Dpa)は、「メーンキャラクターを務めている草なぎ剛容疑者が、公然わいせつ容疑で逮捕されたことはまことに遺憾だ」とのコメントを発表。NHKと全国の民放127局にCMの放送中止を要請し、各局はこれに従うことを決めた。
 草なぎ容疑者は「世代を選ばない好感度がある」として、06年に地上デジタル放送普及キャンペーンのメーンキャラクターに起用され、CMやポスターなどに登場。Dpaによると、契約は単年度で毎年協議して更新。現在の契約は6月末までで、広報担当者は「次回以降も更新し、2011年の地上デジタル完全移行まで続けてもらう予定だった」と説明。契約に違約金の条項はなかったといい「そのような問題が起こるとは考えていなかった」と話した。
 今後の対応は、関係各方面と協議の上で判断する。地デジのCMは、Dpaが各局に1年間に1000本以上放送するよう要請。NHKと全国の民放127局の合計128局が対象で、年間CMオンエア本数は単純計算で12万8000。新年度がスタートしたばかりの4月下旬の段階で打ち切りとなれば、その多くが飛ぶ計算となる。
 また、地上デジタル完全移行までちょうど2年となる7月24日に行うイベントにも、出演を依頼する予定だったという。
 地デジを推進する総務省によると、昨年度は草なぎ容疑者を起用したポスター5万枚、チラシ60万枚、パンフレット40万部を作製。費用は計600万円だった。今年度もチラシやパンフレットを作製予定だったが、草なぎ容疑者を起用しないものへの差し替えなど今後の対応を検討中。同省の滝野欣弥事務次官は会見で「メーンキャラクターとしての起用を見直す必要がある」と述べた。
 鳩山総務相は、記者団に「めちゃくちゃな怒りを感じる。絶対に許さない」と怒りをあらわに。「国民に(テレビの買い替えなどで)負担をかけるアナログ放送停波のキャラクターなのに恥ずかしい。最低の人間としか思えない」と厳しく批判し、地上デジタル放送普及への影響は「ゼロとは言えない」と話した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「紅白歌合戦」特集記事

2009年4月24日のニュース