草なぎ剛が謝罪会見「飲みすぎたのは僕の弱さ」

　自分でも訳が分からず、大人として恥ずかしい行動をしてしまった――。「いい人」「クリーン」というイメージとかけ離れた公然わいせつ容疑で逮捕された草なぎ剛（３４）。２４日夜の記者会見では、こわばり、憔悴しきった表情で繰り返し頭を下げた。

　東京・北青山のレコード会社の会議室に設けられた会見場。約３００人の報道陣が集まった。黒のスーツ、白いシャツにネクタイを締め、まぶしいほどのフラッシュに顔色を変えることなく、入り口で一度深々と頭を下げた。
　「ファンの皆さま、関係者、ＳＭＡＰのメンバーのみんなに、本当にたくさん迷惑をかけてしまいました」と会見冒頭、立ったまま謝罪した。逮捕時については「意識がなくなって、次に意識があったら警察にいた」「警察にいても夢か現実か分からない、ふわふわとした感じだった」と振り返る。酒が好きでふだんから「自分でも分からないまで飲むこともある」と話し、ほかの４人のメンバーから「飲みすぎるのは体によくない」と注意されていたという。
　しっかりとした口調だったが、釈放後にメンバーから体調を心配されたと明かした際は、一瞬言葉を詰まらせた。
　「僕はＳＭＡＰの一員で、子供からお年寄りまで応援していただいてる自覚はあるけど、飲みすぎてしまったのは僕の弱さです」。予定の３０分で会見を終え、最後にまた頭を下げた。