【侍ジャパン】4番・正尚、役割全う2安打1打点「打線の線となれるように、それだけ」

[ 2026年3月7日 05:29 ]

第6回WBC1次ラウンドC組   日本13ー0台湾 ( 2026年3月6日    東京D )

吉田正尚(撮影・木村 揚輔)
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 どの打順でも結果を残す。それが吉田正尚という男だ。1番・大谷の満塁弾で4点を先制した直後の2回2死一塁の2打席目。カウント1―2から鄭浩均(テイ・コウキン)のまん中150キロ直球にスイングを仕掛けた。

 「追い込まれていたんですけど何とかつなぐ(意識で)。後ろにいいバッターがいますんで」

 右中間を真っ二つに割る一撃で一走・鈴木を本塁へ迎え入れた。この一打以降、計5本の適時打が重なりこの回だけで計10得点。頼れる背番号34のバットが攻撃陣を再起動させた。スタメン出場した2、3日の強化試合の5、6番から打順を上げ、この夜は4番で出場。打順が変わろうが、淡々と自らの役割を全うした。

 東京五輪での活躍や23年WBC準決勝メキシコ戦の7回に放った同点の3ランなど、国際大会に強い成績を残す印象が強くても、19年の「プレミア12」で味わった屈辱が土台にある。「意識を含めて変わった。あの大会で自分のレベルは低いと痛感した。チームの世界一が一番ですけど、決勝の舞台に立てなかった。あの悔しさは忘れることはない。あの悔しさを忘れないことが成長する上で大切なもの」。自身が打率・200で本塁打なしに終わった一方で、4番を担った鈴木が打率・444、3本塁打、13打点。「(鈴木)誠也は凄すぎた。自分より年下の選手が…」とこぼしたこともあった。

 大会中にはプロ2度目となる代打も送られた。その悔しさも糧にコツコツと結果を積み上げ、はい上がってきた。大事なWBC初戦を2安打1打点で発進。前回23年大会も準々決勝以降は4番で世界一に貢献した32歳は「みんな4番を打てるバッターばかり。打線の線となれるように。それだけです」と決意を込め、7日の韓国戦を見据えた。(石崎 祥平)

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