ドジャース・大谷の2号球でも例外なし!投げ返したカブスファンの誇り

[ 2024年4月7日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース7―9カブス ( 2024年4月5日    シカゴ )

大谷の本塁打球をグラウンドに投げ返したカブスファンのジム・リッチさん(撮影・柳原 直之)
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 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月からドジャースの大谷翔平投手(29)を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」、「ゴゴスマ」などに随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者(38)の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今回は大谷の2号をキャッチしたカブスファンに迫った。

 大谷の2号をキャッチしたのは、カブスファン歴が「私の人生全て」と言い切るジム・リッチさん(48)だ。即座にグラウンドに投げ返し「後悔はない。翔平は偉大な選手だが、リグリー・フィールドでは相手の本塁打は投げ返すのが伝統」と胸を張った。
 打球は手にしていた球場名物トスティートスナチョス(7.99ドル=約1200円)に直撃。「翔平の本塁打球の価値なんて分からないよ。僕のナチョスがいくらか知ってる?これだけは交換してほしいね」と笑った。移籍後1号は大谷の手元に戻ったため、価値は高かったはずだが…。

 「10万ドル(約1510万円)」の価値があるとされたのが、3日に本拠地で放った移籍1号。キャッチしたのはアンバー・ローマンさん(28)だった。回収したド軍関係者が高圧的に大谷のサイン入りグッズと交換した、などと対応に不満を訴えたと米メディアが大々的に報道もこの日、和解。ド軍がローマンさんの誕生日となる12日(日本時間13日)パドレス戦の、選手と触れ合うことができる「フィールドクラブレベル席」チケットを贈呈した。ローマンさんは「(大谷だけでなく)みんなに会える。欲しいものには何でもサインが必ずもらえる」と語ったという。

 今後は投げ返すのもよし、保管するのもよし。大谷の一発のたびに、記者が外野席へダッシュするのは変わらない。それぞれのエピソードを聞くのを楽しみにしている。

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