報徳学園 低くても必ず捕ってくれる「相互の信頼関係が守備力」の源

[ 2024年4月1日 05:00 ]

第96回選抜高等学校野球大会 第11日決勝   報徳学園2―3高崎健康福祉大高崎 ( 2024年3月31日    甲子園 )

<高崎健康福祉大高崎・報徳学園>5回、一塁に送球する報徳学園の遊撃手・橋本(撮影・後藤 大輝)
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 【光る君のプレー】報徳学園の鉄壁の守備力を象徴するプレーがあった。2―3の5回1死二塁。三遊間の深い位置への難しいゴロを、2年生の遊撃手・橋本友樹が軽快にさばいて一塁でアウトにして、この回の無失点につなげた。

 「打った瞬間、一歩目でいいスタートが切れた」。少し高く弾んだ打球をハーフバウンドで好捕するや、一塁へ強く低いボールを送った。速い送球動作と低い送球。「気付いたら投げていた。低い送球はいつも言われている。日々の練習で培ったものを出せた」。普段からフリー打撃で守備に就いて打球への反応を磨き、送球は低く強くを徹底。さらに欠かせない要素がある。

 ハーフバウンドになった送球を一塁手・斎藤佑征(3年)が巧みに捕球。低くても必ず捕ってくれるという信頼感から生まれたプレーで「相互の信頼関係が守備力につながってます」。鉄壁の守備の源だった。(秋村 誠人)

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