阪神・湯浅、岡田監督の目の前で志願のブルペン 紅白戦では指揮官から酷評

[ 2024年2月12日 12:04 ]

岡田監督の視察するブルペンで力投する湯浅(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 11日の紅白初戦登板で阪神・岡田監督が「あかんやろ。ブルペンでも全然、いってないやん。ストレートとか」と酷評を受けた湯浅京己投手(24)が、12日に連投でブルペン入り。岡田監督、杉山オーナーらが見守る御前投球で、出直しを誓う44球を投げ込んだ。

 湯浅は紅白戦で5回に登板し、1イニングを3安打1失点。森下、渡辺、島田に直球をはじき返された。「湯浅だけやな。初球から球速ばっかり見とったんな」と岡田監督はスコアボードの球速表示をしきりに気にする守護神候補の姿勢に疑問符をつけた。150キロ台が計測されているにもかかわらず、簡単に芯で捉えられたのは、打者に対する球威がない証拠と見ていた。

 「後ろ(救援投手)は喜怒哀楽を出したらあかんて。グラウンドに帽子を投げるようなピッチャー、俺は使わへんよ」と言う指揮官の言葉に発奮するように、ブルペンで気持ちのこもった投球を展開。「試合を重ねて精度を上げていければ」と語った湯浅にとってもリスタートのブルペンとなった。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月12日のニュース