巨人またも借金生活に転落 急きょ先発のビーディ力投も打線が拙攻続き11残塁

[ 2023年9月6日 22:27 ]

セ・リーグ   巨人2―4ヤクルト ( 2023年9月6日    神宮 )

<ヤ・巨>7回、原監督は菊地の登板を告げる (撮影・西川祐介)
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 巨人はヤクルトとの接戦に敗れて3連勝ならず。借金1となった。

 先発予定だった左腕・グリフィンが発熱し、頭部打撲だった前回に続いて当日先発回避。1回表終了後には降雨のため試合が45分間にわたって中断するなど波乱の幕開けとなった試合を落とした。

 4月30日の広島戦(東京D)以来129日ぶりの先発マウンドに急きょ上がることになった右腕・ビーディは、試合開始から登板まで1時間近く待たされたものの3回2安打無失点と力投。

 打線は0―0のまま迎えた5回、2死走者なしからドラフト4位ルーキー・門脇の中前打と丸の四球で一、二塁とし、主砲・岡本和の左前適時打で待望の先制点をもぎ取った。

 だが、1―0で迎えた6回だった。この回から登板した3番手左腕・バルドナードが相手主砲・村上にバックスクリーンへ26号ソロを叩き込まれて同点とされると、一気に形勢逆転。サンタナのボテボテのゴロが三塁への内野安打となると大城卓の捕逸で2死二塁と得点圏への進塁を許し、長岡に右中間二塁打を許して勝ち越された。

 さらにバルドナードが古賀に四球を与えて2死一、二塁として降板すると、ここで登板した4番手のドラフト3位ルーキー右腕・田中千が代打・青木に左翼線へ適時二塁打、内山にも左前適時打され、この回一挙4失点。7回には梶谷の四球出塁と門脇、丸の連打で無死満塁としながら岡本和の犠飛による1点どまりだった。

 5番・大城卓は3回の2死満塁で空振り三振、5回の2死一、二塁で三邪飛、7回の1死一、二塁で投ゴロと大ブレーキ。6回には先頭・吉川が死球で塁に出ながら代打・岸田、中山が2者連続で送りバントに失敗するなど打線が機能しなかった。なお、中山は4打席4三振。守備でも悪送球とこちらも攻守で精彩を欠いた。

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