西武・今井 ロジン投げつけた!8回途中3失点で自己最多タイ8勝目も…押し出し四球に怒りあらわ

[ 2023年9月6日 21:50 ]

パ・リーグ   西武4―3オリックス ( 2023年9月6日    ほっと神戸 )

<オ・西>8回1死満塁、森に押し出し四球を与えロジンをたたきつける今井(撮影・奥 調)
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 西武が6日、敵地でのオリックス戦に4―3と勝利し2連勝。日本ハムを抜いて最下位から5位に浮上した。先発の今井達也投手(25)は7回1/3を4安打3失点(自責点1)で8勝目。21年のキャリアハイに並んだが、完封も見えてきた8回途中の降板に怒りを爆発させる場面もあった。

 今井は2回1死一、二塁のピンチを背負うと紅林、池田を2者連続三振。その後も長い髪を振り乱しながら三塁すら踏ませない安定感抜群の投球で7回まで無失点。打線は中村が14号ソロ、15号ソロと2本の本塁打を放つなど好投する今井を援護した。

 しかし、投球数100球を超えた8回に制球を乱し無安打ながら3失点。池田と西野に四球、中川圭には死球を与え1死満塁としてしまうと、森には押し出しとなる手痛い四球。ここで今井はマウンド上でロジンバッグを力強く投げつけ怒りを爆発。直後に投手交代となり、ベンチへと退いた。

 この場面で起用された2番手の水上は頓宮を二直に打ち取り、2死満塁とするも続く宗の打球を三塁手の佐藤龍が2点適時失策。続く杉本は二ゴロに打ち取り何とか1点リードで終えたが、この回無安打で3失点という苦しいイニングとなった。

 それでも救援陣が1点を守り切って、チームは2連勝。今井は8回途中、打者31人に対し131球、被安打4、奪三振9、与四死球6の3失点(自責点1)という内容で自己最多タイ8勝目。4月13日ロッテ戦以来今季2度目の完封勝利こそ逃したが、キャリアハイ更新となる9勝目も狙える状況になった。

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