阪神・西勇 70日ぶり6勝! 今季中日戦は無傷3勝「残り少ない試合でも自分の仕事をしたい」

[ 2023年9月6日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神8ー2中日 ( 2023年9月5日    バンテリンD )

<中・神>ナインを迎える阪神・西勇(左)(撮影・椎名 航)
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 阪神・西勇が7回2失点で今季6勝目。6月27日の中日戦以来、70日ぶりの白星を手にしたが「僕の勝利はどうでもいいんです。チームが勝ってよかった。これから残り少ない試合でも、自分の仕事をしたい」と試合に勝つために投げていると強調した。個人成績は6勝5敗だが、西勇が先発した16試合のチームの成績は10勝6敗で“貯金4”を稼いでいることに少し胸を張った。

 初回に8人攻撃で3点の援護をもらったが「こういう試合が一番投げにくい」という。「投げる前に打席の準備をしたりするし、ファンの方々も、もう勝った雰囲気で応援してくれるので(笑い)。でも(坂本)誠志郎といい呼吸でしっかりと攻めることができた」。5―0の3回に細川に左犠飛、8―1の6回に細川に今季3本目のアーチを許したが、7回までわずか91球、無四球。8安打を浴びながら大量リードの時に求められるテンポの良さが光った。これで今季の中日戦は5試合に先発して無傷の3勝だ。

 阪神ファンは他球場で戦っている広島のスコアを気にしながらの声援が続く。「一つ一つのゲームが大事。選手とファンが一体になって戦っていきたい」。シーズン最終版にベテラン右腕がチームをけん引する。(畑野 理之)

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