大谷翔平 検査結果は…試合中、水原通訳が指揮官と言葉交わす場面 右脇腹痛め、2戦連続先発外れる

[ 2023年9月6日 13:16 ]

ア・リーグ   エンゼルスーオリオールズ ( 2023年9月5日    アナハイム )

<エンゼルス・オリオールズ>4日(日本時間5日)の試合前打撃練習中、足を滑らせ引き揚げる大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(29)は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたオリオールズ戦の先発メンバーを外れた。前日に引き続き2試合連続。

 試合中、大谷はベンチに姿を現さなかったものの、水原一平通訳がフィル・ネビン監督と言葉を交わすシーンがあった。

 試合前、指揮官は「昨日よりだいぶ良くなっているようだ。まだいくつか検査を続けている。本人はとてもプレーしたがっていたが、今日はプレーしない。先発もしない」と説明した。負傷者リスト入りの可能性についても問われた指揮官は「まだ検査は続いている。今はそれしか答えられない」と語った。

 大谷は前日4日(日本時間5日)、試合前の打撃練習で右脇腹を痛めてオリオールズ戦を欠場。右肘じん帯損傷が判明した8月23日以来となるエンゼルスタジアムで、大谷は約2カ月ぶりに屋外でのフリー打撃に臨み、快晴の青空へ大飛球を飛ばしていた。5本の柵越えを放った後、17スイング目だった。

 この日は検査のため、恒例の「チームショット」集合写真撮影には間に合わず参加できなかった。

 右肘の負傷で既に今季の登板はなくなっていたが、新たなアクシデント。球団は「右脇腹の張り」と発表し、5日(日本時間6日)午前に精密検査を行うとしていた。この時、ネビン監督は「明日の朝、いくつか検査をしてはっきりさせる。今日はかなり痛そうだった」と心配そうに話していた。これまで脇腹に大きな故障を負ったことはなく、負傷程度によっては回復に時間がかかる部位のため、検査結果次第では打者としても今季終了の可能性がある。

 アクシデントと同時刻、代理人を務めるバレロ氏は右肘負傷後初めてメディア対応していた。18年に手術した箇所とは異なり「じん帯の最下部に問題がある。骨のすぐ隣のところ。前回はずっと上の方、一番奥の方だった」と説明。「18年にじん帯を移植したが、そこは無傷で何の問題もなかった。本当にポジティブなことだ」と強調した。2度目のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)に踏み切るかどうかは明言を避け、「何らかの治療処置は必要だが、いつ、どのようなものになるか情報を集めている。多くの選択肢がある」と手術も含めた治療方法を模索し、検討している段階と語った。

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