プロ注目の桐蔭横浜大・古謝は6回2失点 プロ志望届は「きょう出します」

[ 2023年9月6日 15:17 ]

東都大学野球1部リーグ・第1週第1日   桐蔭横浜大6―4神奈川工大 ( 2023年9月6日    横浜 )

<桐蔭横浜大・神奈川工大>先発として6回2失点だった桐蔭横浜大の古謝(撮影・村井 樹)
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 3季連続優勝を目指す桐蔭横浜大が逆転勝ちで先勝した。先発した今秋ドラフト上位候補の最速153キロ左腕・古謝樹投手(4年=湘南学院)は6回4安打2失点で勝敗は付かず。5四球と制球にも苦しみ「開幕戦というのもあって体が硬かった。きょうは野手に助けてもらいました」と悔しさを口にした。

 直球は最速153キロを誇るがこの日の最速は147キロ。ネット裏では11球団のスカウトが見守ったが、常時140キロ前半と本調子とはほど遠く「足を踏み出す時に前に突っ込みすぎていたのでそこを修正していきたい」と振り返った。

 今春はリーグ戦を制して全日本大学野球選手権にも出場。その後は大学日本代表にも選出され、日米大学野球選手権での優勝にも貢献した。海の向こうの米国選手と対戦したことで新たな発見もあり「アメリカでは自分の真っすぐは簡単にファウルされた。もう一回自分の真っすぐを見つめ直し、秋は真っすぐ一本では通用しないと思うので自分自身の投球術が試されるかなと思います」と今秋のテーマを掲げる。

 8月28日の高校日本代表との壮行試合では同じ左腕で東洋大の細野晴希投手(4年=東亜学園)が158キロを計測したのをベンチ裏で見て衝撃を受けた。日頃から互いの投球映像を送り合って参考にするほど仲も良く「自分は球速を求めるのではなく切れで勝負したい」と笑顔で語った。

 リーグ開幕の6日に合わせ「(プロ志望届は)きょう出します」とも明言。自身の野球人生を大きく左右する勝負のリーグ戦を「まだ1カ月後なのでいい意味で意識しないように、リーグ戦でいい投球ができた結果、いいドラフトになったという感じになりたい」と見据えた。

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