ONも認めた強打者、中西太さん 長嶋氏「今でも豪快なバッティングスタイルが目に焼き付いています」

[ 2023年5月19日 04:30 ]

58年、並んでポーズをとる(左から)巨人・長嶋、西鉄・中西、中日・森
Photo By スポニチ

 中西太さんはONも認めた強打者だった。巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(87)は「現役時代は、西鉄ライオンズとの日本シリーズで、中西太さんと印象深い対戦をした良きライバルであり、今でも豪快なバッティングスタイルが目に焼き付いています」と悼んだ。

 プロ1年目だった58年の日本シリーズは第7戦で中西さんが初回に右越え先制3ラン、長嶋が9回にランニング本塁打を放った。以降も親交を深め、「いつも私のことを気にかけてくださる心優しい先輩で、私は“ふとしさん”と呼ばせていただいた親しい関係でした。突然の訃報に接し、大変ショックを受けております。心よりご冥福をお祈りいたします」と語った。

 ソフトバンク王貞治球団会長(82)は「中西さんのように右打者でありながら右方向に大きなホームランを打つ選手はそれまで他にいませんでした。野球界で怪童といわれるくらい野球のスケールを大きくした人でした」と敬意を寄せ、「心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月19日のニュース