オリ・中嶋監督 FA加入森は捕手一本 開幕マスクは「競争」も「他のポジションで使う気はない」

[ 2023年1月1日 05:00 ]

オリックス・中嶋監督
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 オリックス・中嶋聡監督(53)が、オリックスとしては初となるリーグ3連覇、そして2年連続日本一がかかる23年シーズンを見据え、西武からFA加入した攻守のキーマン・森の起用方法について言及。「他のポジションで使う気は全くないです」と捕手一本を宣言した。

 捕手出身の指揮官だからこそ、捕手・森の伸びしろと可能性を感じ取っていた。「昨年(の対戦)で言えば“嫌な攻め方をするな、しつこく攻められているな”と感じた。まだまだ成長できる一番いい時。リードが、ある程度分かってきて、これから、というね」

 球界屈指の「打てる捕手」。18、19年に正捕手として西武のリーグ連覇に貢献。その19年は打率.329で捕手ではプロ野球史上4人目の首位打者にもなった。「攻撃力がある選手。打順はまだ。後ろが誰か、前が誰か、というのがね」。打線との兼ね合いでDH出場する場合もあるとみられるが、基本的には扇の要を託す意向だ。

 森自身も昨年の入団会見で「一試合でも多くマスクをかぶることに意味がある。全試合でかぶるくらいの気持ちでやる」とこだわりを語っており、指揮官の方針に合致する。

 中嶋監督は就任後、先発投手のタイプに合わせて捕手も併用してきた。森の実績を考えれば、開幕マスクの筆頭候補に挙がるが、そこは「もちろん競争」とした上で「簡単に譲る捕手陣でもないですし、勝ってきたものもある。(森がすぐ)うちの投手陣を理解できるかというのもある」と見極めていく構えだ。(湯澤 涼)

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2023年1月1日のニュース