ヤクルト・村上　WBCで世界一の主砲に　まずは代表戦5戦連発を

WBCでの活躍を誓うヤクルト・村上
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　若侍が世界を驚かせる。ヤクルト・村上宗隆内野手（22）が、初出場となるWBCでのプレーを心待ちにしている。既に米球界の注目も集めており、さらなる飛躍へのステップとする。

　主砲として期待される村上は、日の丸を背負う自覚も十分だ。
　「世界一を獲ることを目標に掲げている。それを実現させたいと思っていますし、その中でチームを勝たせられる活躍をしたい」

　昨年は日本選手最多の56本塁打を放つなど史上最年少で3冠王に輝いた。「早ければ早いほどいい」と大リーグ挑戦を熱望する22歳を球団も後押し。25年オフのポスティングシステムによる移籍を容認した。25歳未満の海外選手に契約総額の上限が決められるルールに変更があれば、来年オフにも認める。

　昨年11月の強化試合では4番で存在感を発揮。1次ラウンドで日本と同組のオーストラリア戦でも一発を放った。21年東京五輪決勝から4試合連続本塁打。プロが参加した00年シドニー五輪以降では、日本代表戦の4戦連発は史上初の快挙だ。

　今春に実現する大谷との初対面にも「その姿勢を見て学びたい。楽しみです」と目を輝かせる村上。まずは初戦となる3月9日の中国戦、5戦連発でチームを勢いに乗せる。（青森　正宣）