うさぎ年の年男 ソフトB・藤本監督V奪回へ「ぴょんぴょん」 柳田主将には“ニンジン”

[ 2023年1月1日 05:00 ]

うさぎの耳をつけ色紙に「厳」と記した藤本監督(撮影・中村 達也)
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 うさぎ年の年男、ソフトバンクの藤本博史監督(59)が昨季、あと一歩で逃したV奪回を高らかに誓った。

 「年男ですね。あまり気にしてはないですけど。(優勝へ向け)ぴょんぴょんは、なりたいですね、はい」

 就任2年目のチームのテーマは「厳しく、明るく、楽しく」。昨年10月2日、ロッテに敗れリーグ最終戦でV逸という悔しさを味わった。「あの悔しさは一生に1回かも分からん。映像は見たくないし(テレビの)チャンネル変えます。目の前の1勝を厳しく取っていかないと悔しい思いになる。やり返す」

 チームの中心となるキャプテンは再び、柳田に託した。「柳田は首が痛い時期も我慢してやってくれた。(昨季は)不振やったかもしれんが、貢献度は高い。今年も引っ張ってキャリアハイの成績を」と期待する。

 35歳シーズンになる主将だが、指揮官はまだ、伸びしろがあるとみる。「僕が現役のときの秋山(幸二)さんは33、34歳を境に伸びていった。本塁打は減ったが貢献度は高くなった。打撃の中身は変わっても、今が折り返し。ここで頑張れば40歳までできる。ここを分岐点にしてほしい。守備を休ませながら全試合に出場してほしいと思います」。昨季は117試合のうち、84試合で外野の守備についたが、DHとの併用で負担を減らし、フル出場させる方針だ。

 日本一になれば自慢の口ヒゲをそるとの公約は果たせなかった。23年へ向けては「どうしようかな。考えとくわ。柳田は優勝したらキャプテンを卒業させてあげます」。“藤本うさぎ”は主将が好みそうな“ニンジン”を新たな公約に掲げて、悲願の頂点を狙う。

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2023年1月1日のニュース