落合博満氏 中継ぎ、抑えでタイトル獲得も最下位の中日に言及 立て直し方は「やり方ひとつ」

[ 2022年12月28日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が28日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。2022年シーズンのセ・リーグのタイトルについて語った。

 落合氏が監督を務めた中日からは、野手では岡林勇希外野手が161安打で最多安打、投手では、ロドリゲスが45ホールドポイントで最優秀中継ぎ、R・マルティネスが39セーブで最多セーブのタイトルを獲得した。

 高卒3年目でブレークした岡林については「そんなに打ってるとは思わなかったけどね。初めて出てきた選手にしては上出来じゃないですか。(実質は)1年目みたいなもんでしょ、それでタイトルを獲るっていうのはね。来年はもっと高い水準で期待されると思う」と語った。

 外国人投手の2人がタイトルを獲得したことには「(リーグ)最下位のチームで最優秀中継ぎと抑えのピッチャーがタイトルを獲るっていうのは並大抵のことじゃないよ。(チームの)勝ち星だってそんなあるわけじゃないわけだから。ロドリゲスは先発から中(継ぎ)に入って良かったんだろうとは思うけどね」と話した。ただ、タイトル獲得の救援投手が2人いながら最下位に終わったことには「なぜ最下位で終わったのかっていうのは、ハハハハ。まぁ、それはしょうがない」と多くを語らなかった落合氏。スタッフから「来季は違う形で立て直せるか」と問われると「まぁ、やり方ひとつでは。ただ彼らが契約するかどうかっていうのが一番だね」と語った。

【セ・リーグ個人タイトル一覧】
<野手>
▼首位打者
村上 宗隆(ヤクルト).318(初)
▼最多安打
岡林 勇希(中日)161(初)
佐野 恵太(DeNA)161(初)
▼最多本塁打
村上 宗隆(ヤクルト)56(2年連続2回目)
▼最多打点
村上 宗隆(ヤクルト)134(初)
▼最高出塁率
村上 宗隆(ヤクルト).458(2年ぶり2度目)
▼最多盗塁
近本 光司(阪神)30(2年ぶり3度目)

<投手>
▼最優秀防御率
青柳 晃洋(阪神)2.05(初)
▼勝率第1位
青柳 晃洋(阪神).765(2年連続2度目)
▼最多勝利
青柳 晃洋(阪神)13(2年連続2度目)
▼最多セーブ
R・マルティネス(中日)39(初)
▼最優秀中継ぎ
湯浅 京己(阪神)45(初)
ロドリゲス(中日)45(初)
▼最多奪三振
戸郷 翔征(巨人)154(初)

※( )内は通算獲得回数

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