引退表明の平田が心境告白 「しっかり気持ちの踏ん切りがついた」今後は指導者への転身も視野

[ 2022年12月28日 18:15 ]

現役引退を表明し子供の頃に練習した公園の前で質問に答える平田
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 中日を退団し、自身のSNSで現役引退を表明した平田良介外野手(34)が28日、大阪市内の実家で取材に応じ、現在の心境を語った。

 10月4日に戦力外通告を受けてから一貫してNPBでの現役続行を熱望していたが、「しっかり気持ちの踏ん切りが付いた。次のステージに行くと割り切れたので、現役の引退を発表させていただいた。(決断の瞬間は)ぼくは、だいたいひらめきなので。もういいやという感じで。未練はもうない。満足してやめられる」とすっきりした表情で決断に至った経緯を話した。関係者への連絡もほぼ済ませ、家族には23日に伝えたという。

 今後については「全くの未定」としたが「野球に携わる仕事をしていきたい」と話した。指導者への転身も視野に入れ、すでに学生(高校生、大学生)を指導するために必要な学生野球資格の回復の手続きを行っていることも明かした。

 「自分は子供の時にプロ野球選手に夢を与えてもらった。プロ野球選手になって子供たちにいろんな形で夢を与える立場になり、現役が終わって次は子供に限らずいろんな人の夢をサポートできたらいいなと思っている」

 ファンに直接あいさつする機会がないまま引退することになり「そこだけは残念」と話したが、ファンへ向け「17年間たくさんの声援をありがとうございました。これからは第二の人生を一歩ずつ前に進んでいこうと思う。また違った形で皆様にお会いできることを楽しみにしています。これからも応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。

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2022年12月28日のニュース